たこ焼きが大好きなんです。

今回は、岡山市北区柳町でたこ焼きバーを行う、TAKOYAKI BAR REFさんより

入谷マスターをお招きし、ぶっちゃけトークを行いました!!

photography:宗村 和磨(NEMURA FILMS)

place:TAKOYAKI BAR REEF

BAZ-K(以下、B):マスターは大阪のご出身なのですが、なぜ岡山とういう文化の根ずいていない場所を選び、『たこ焼き バー』をやろうと思ったのでしょうか?

TAKOYAKI BAR REEFマスター入谷(以下、入):もともと岡山には12年前に仕事の転勤で来て、10年ぐらい前にお好み焼き屋で5年ぐらい働いていたんですね。子どもの頃からたこ焼きが大好きで、おいしいたこ焼きを食べて欲しいなと思い、独立してこのREEFを始めました。

B:その当時、岡山においしい関西のたこ焼きはなかったんでしょうか?

入:そうですね。ただ、いきなりたこ焼き屋をしても、文化がない分なかなか難しいと思い、バーという形でお酒を提供しながらお酒のあてにたこ焼きを食べてもらおうということで、お酒10本ぐらいからこのお店を始めました。

B:たこ焼きといえばビールというイメージなのですが、なぜバーにしようと思ったんでしょうか?

入:大阪にはたこ焼きを食べながらお酒を飲むという文化があるんですが、岡山にはそういった文化がなかったので、その文化を岡山につくっていこうと思い、バーにしたんです。

B:マスターとは日頃から仲良くさせていただいているんですが、開業当時は全然お客さんが来なくてすごくご苦労をされたとお話を聞いたことがあるんですが、そのあたりのお話をお聞きしてもいいでしょうか。

入:お店を始めて2年ぐらいはしんどかったですね。夜の12時ぐらいで閉めて帰ったり、お店を開けたり開けなかったり、そんな営業形態でやっていましたね。今は年中無休で朝方まで営業しているんですけど、当時は週1で休みは取っていたし、暇であれば帰ったり、朝の5時まで営業はしていなかったですね。

B:そうなんですね。では、今の形態になったのは何かきっかけがあったんでしょうか?

入:徐々にですね。なかなか広がらない中、一人一人のお客さんの力、口コミで広げてもらいましたね。最初は日曜と祝日を休みにしていたんですけど、美容師のお客さんが増えてきて、美容師の方は月曜が休みの方がほとんどなので、日曜を開けることになったんです。そこから月曜を休みにしていたんですけど、ちょっとずつお客さんが増えてくると、お店が狭いぶん混雑を避けるためには、1日でも営業日を増やして分散できるかと思い、年中無休の形態になりましたね。

B:普通は従業員を休ませたり、自分も休みたかったりするお店が多いと思うんですけど、マスターからは絶対的なお客様への愛を感じるんですね。それはやっぱりご苦労をされた時期があっての今があるからなんでしょうか?

入:それは絶対そうですね。あとは広がっていっている今、止まりたくないからですね。もちろんスタッフのみんなも休みも無く大変だとは思うんですけど、みんなで協力してやっています。


B:スタッフとマスターの目標はあるんでしょうか?

入:目標っていう目標は特にはないんですが、まだまだこのお店を知らない方もいるので、もっと岡山の方に大阪のたこ焼きの美味しさを知ってほしいですね。

B:様々なご縁で、このお店にはたくさんの著名人や芸人さんが来店されているんですが、それはマスターの人脈なんでしょうか?

入:僕の人脈はほとんどなくて、お客さんの紹介がほとんどですね。一度来ていただいた方は、岡山に来られた際に個人的にも寄っていただいていますね。

B:REEFさんはfacebookの『3000いいね!』なども達成されていて、バーという業態でここまでのファンがいるというのはなかなか他にはないと思うんですけど、僕は本当に日々地道に一人一人に接されていると感じるんです。僕らでいうと、きびだんごをたくさん広げてもらっているんですけど、なぜここまでやってもらえる原動力は何なんでしょうか?

入:仲間が一生懸命やっていることに、僕らも少しでも協力できればなという想いからですね。やっぱりこれまで自分がしんどかったときに、応援してくれたお客さんがたくさんいたおかげで、今僕はここに立てているので、そういう初心を忘れずに、またそういった方がどんどん有名になっていってもらえば、自分にも還元されると思うし、何より自分が応援している人が活躍している姿を見れることがうれしいんですよ。あとは、そういうのが好きなんですよね(笑)。

B:関西スピリッツですね!僕も関西人なんですけど、関西出身のマスターから見て岡山のいいところってどういったところですか?

入:岡山の人は熱いと思います。大阪の人と違う部分でいうと、大阪の人はみんなに優しいんですけど、岡山の人は気に入ってくれたらとことん深く尽くしてくれるいうところが魅力ですね。僕も大阪の人間なんですが、とはいっても岡山に来て13年経つので、魂はほぼ岡山ですね(笑)。


B:マスターは移動販売もされているんですが、主にどういったところで移動販売をされているんでしょうか?

入:今は岡山のイベントがメインですね。コンベックスや下石井公園、児島など、岡山の大きなイベントに出店の声を掛けていただいて出店しています。

B:それもお客さんから広がっていっているんでしょうか?

入:そうですね。あとはREEFという名前が徐々に広まってきて、お声を掛けていただけるようになりました。当初はお店の宣伝がてらに始めた移動販売だったんですが、今はお店も年中無休でやらせてもらっているんで、最近ではいろいろな場所には行けていないですね。

B:REEFという店名には何か由来があるんでしょうか?

入:全くないですね!本を見て決めました。

B:ちなみにREEFというのはどんな意味があるんでしょうか?

入:REEFはサーフィンの用語で、砂浜をビーチというように、岩場の近くなどをリーフポイントというんです。

B:リーフポイントは、リスクもあって危ないけど、いい波が立ちやすいという、どこかこのお店とリンクする部分を感じるんですが、そういったところも考えられていたんですか?

入:呼びやすい、覚えやすいということを考えていたんですけど、なかなかいい名前が決めれなくて、そんなときに本をぱっと広げたページにREEFという言葉があったんです。それで決めました!(笑)


B:今では、REEFという名前は岡山ですごく認知がありますよね。そんな中、近日うちのお店とコラボレーションをさせてもらう話が進行しているんですけど、なぜうちとコラボをやろうと思ってくれたんでしょうか?

入:まずはBAZさんが好きだからですね(笑)。あとは僕らは関西出身なんですけど、岡山の人たちと仲良くさせてもらっているということもあり、一緒に何かをコラボをして宣伝をできたらなという想いですね。あとはそんな僕らが仲良くしていることを皆さんに知っていただけるのも1つのポイントだと思っています。

B:そのコラボとして、僕がアパレルをやっているので、その強みを活かしながら、Tシャツを作ろうとしているんですけど、発売日をだいたい教えてもらえますか?

入:発売日はもう近日ですよ!夏に向けて限定で発売します!

------------------------------------------------------------------------------

詳細は近日お2人のfacebookページで発表!

THE MANSION facebook ページ

REEF facebook ページ

------------------------------------------------------------------------------

B:マスターはたこ焼きを何より愛されていると思うんですが、REEFさんのたこ焼きの一番のこだわりは何なんでしょうか?

入:たこ焼きに関して言うと、もちろん生地から、ソース、調味料から全てこだわり抜いた企業秘密のものしか使っていないです。

B:また、メニューが非常に多いのも印象的なんですが、メニュー開発はどんな風にされているんですが?

入:最初は品数も少なかったんですけど、このお店はたこ焼きしかないので、そのときに合ったたこ焼きを食べてもらいたいと想い、どんどんメニューが増えていきました。色々メニューを作っていく中で、ほとんどがおいしいんですよね。ただこれ以上は増やせないなということで、今は常連の方を限定で裏メニューなども作っています(笑)。

B:たこ焼きに注目が当たりがちなんですけど、お酒の種類も豊富で、さらにリーズナブルで楽しめることもREEFの魅力ですよね。

入:そうですね。色々なお酒を置いているのも、やっぱりお客さんの幅が広がるにつれて多くなるんですね。お客さんが飲みたいというものがあればなるべく取り入れています。あとは僕はよく県外に行くんですけど、岡山以外の場所で今何が流行っているのかを、いち早く自分の目で確かめに行って、自分のお店でもいち早く取り入れています。

B:ではここにくれば、今流行っているものを楽しめると同時に、情報がキャッチできるんですね。

B:REEFさんがお店を構える岡山の柳町は、一般的に非常に商売をやりにくい場所だと思うんですが、ここを選んだ理由を教えてください。

入:もともと潤沢な資金があって始めたわけではなく、どんな場所でもいいから家賃が安い場所を探してくださいということで、この場所でお店を始めたんです。最初は大きいことも考えず、とりあえず食っていけたらいいなとう考えで、隠れ家的なお店で、気に入った方だけが来てくれたらいいなと思っていたんです。もちろん移転を考えて悩んだ時期もありました。でもちゃんと形ができていないのに大きいことばっかり考えるんではなく、もし次に何かあればそれは次のステージとして考え、この場所はこのままの状態でやっていこうと決めて今も日々やっています。

B:ではマスターの今後の夢や展望を教えてください。

入:夢というか、たこ焼きバーとして営業をしていて、今8年目になるんですけど、10周年という節目に何か大きいことをすることを目指して日々やっています。最初は1年も無理だと思っていた中、1周年、2周年、3周年とあっという間にここまで来て、毎回お客さんに盛り上げていただいているので、10周年という節目で何か大きいことをやりたいですね。

B:具体的にはどんなことなんでしょうか?店舗展開などなんでしょうか?

入:もちろん店舗展開は考えています。ちゃんとは決まっていないんですが、駅前あたりに出店はしたいと考えています。あとは10年目にここは狭いので、お店の外で、いろんな人を集めて何かやばい大きなイベントをしようと考えています。

B:マスター個人の夢は何なんでしょうか?

入:僕は今45歳なんですが、50歳で引退ですね。引退というか、スタッフにお店は任せて、僕は移動販売の車でたこ焼きを売りたいです(笑)。違う場所でたこ焼きを売れたらいいなと思っています。

B:情報が錯乱している昨今で、僕らのようのバーやたこ焼きなど、こういったやりたいことをやれていることはすごく希少なことだと思っているんですね。でも初めから今の仕事をするというイメージは僕もマスターもなかったと思うんです。この雑誌の読者は若い層の方がメインなのですが、多くの悩みを抱えている世代に対して何かメッセージをお願いします。

入:若いときに好きなだけ好きなことをやったらいいと思うんです。僕もサラリーマンや、運送業など、結構転職をしているんですけど、最終的に飲食店で勤めて、今このお店をやっています。僕はサラリーマンは合わなかったんでしょうね。自分でのんびりでいいから規則に添わず、自分の思うようにやりたかったんです。結局サラリーマンよりしんどくなっているんですけどね(笑)。

B:でも好きなことだからやり続けれるんですよね。

入:そうです。本当に1つ言えるのは、お客さんに来てもらえているだけで、頑張れるんですよ。おいしそうにたこ焼きを食べてくれる姿を見るだけで、また頑張ろうと思えるんです。

B:やりたいことをやり続けるためには、ご縁を大事に、感謝の気持ちを心に持ち続けることが大事ということですね。

入:そうですね。だから若いうちは早くに何も決めつけずに、自分がしたいと思うことはいろいろやっていったほうがいいと思いますね。

+++++++++++++++++++++++++++++

Guest
入谷 悟 Satoru Iritani
TAKOYAKI BAR REF マスター

REEF HPはコチラ


Interviewer
BAZ-K
THE MANSION オーナー

THE MANSION HPはコチラ

+++++++++++++++++++++++++++++


れぺぜんおかやま

0コメント

  • 1000 / 1000